オベリスクは象徴的なモニュメントであり、古代エジプト工学の傑作である。オベリスクはエジプト全土にあり、通常、神殿の入り口の前に対になってそびえ立っている。古代エジプト語ではテッヘンと呼ばれ、長方形の軸を持つ一片の石から作られ、太陽の光を反射する金色のピラミディオンが上に乗っている。オベリスクは太陽神話に関連しており、ベンベン、つまり時間の夜明けに誕生した最初の土地を表し、そこから太陽神が立って宇宙を創造した。エジプトの王たちは、オベリスクの軸の4つの側面に自分の名前や宗教的な奉納を彫ることで、オベリスクを作って自分たちに捧げることを好んだ。